清掃方法

エアコンクリーニング

エアコンクリーニングについて

一家に一台、いや一部屋に一台が当たり前になってきているエアコン、夏は涼しく冬は暖か、一度使いだすとなくてはならない存在のエアコン。近年では省エネモデルが毎年のように発売され、自動でフィルター掃除などもしてくれるロボットモデルなどもあります。

家によっては冷暖房と年中稼働状態、ということも少なくありません。エアコンの仕組み状、室内の空気を吸い込み、内部で暖かくしたり冷たくしたりした空気を吐きだす作業を延々繰り返しております。それだけ室内空気を循環させていればもちろん内部は汚れます、皆様も久しぶりに稼働させるときには上部フィルターを洗ったりしませんでしょうか?

“いやうちの機種は自動でフィルター掃除をしてくれる機種だから、したことないよ。”

そんな声も聞こえてきそうですが、少し待ってください。そもそもフィルターを掃除しても内部は掃除されていません。フィルターはある程度大きな埃を除去してくれるだけで、カビ菌や浮遊しているその他ウイルスなど全く除去できません、マイナスイオン云々などでウイルス、カビを除去などとうたっていても100%除去できるわけではありません。

そのごく僅かなフィルターを通過した目に見えない、菌やウイルス、その他汚れはエアコン内部に鎮座します。アルミフィンやその奥の吹き出し口に付着した菌やウイルスはその心地よい環境下で繁栄、増殖します。フィルターを外した時に見えるシルバーの金属部分をアルミフィンと呼びますが、その細かい隙間の中に汚れがたまっていませんか?何年も掃除せず放っておくと写真のような最悪の状態になってしまいます。

見ているだけで病気になってしましそうです・・・これでも普通の意稼働はするのでびっくりです。

ここまでくるとあきらめるしかないですが、まめの掃除をしていればこのような状態にはなりませんのでご安心ください。

埃や汚れが付着した状態のエアコンは、例えるなら重りをつけてマラソンをしているようなものです。エアコンの熱交換に使われるアルミフィンが汚れると熱交換率が下がり、設定温度に到達するのにより多くのエネルギーを必要とします。つまりエアコンクリーニングをすることにより、電気の使用量が減り、家計にも地球にも優しいECOへとつながります。

エアコンクリーニング誰がする?

さてその掃除の方法ですが、選択肢があります。自分でするのか業者に頼むのか。

自分でする場合、その多くはホームセンターや家電ショップやネットで購入できるスプレータイプのエアコンクリーナーを使われることだと思います。使用方法はいたって簡単でフィルターを取り外し、むき出しになったアルミフィンにスプレーするだけです。これだけである程度の付着した汚れはきれいに洗浄できますが、奥に入ってしまっている汚れまでは除去できません。また、この手のクリーナーは分解して洗浄するわけではないので、たとえ毎年洗浄していたとしても、届かない箇所は毎年同じ場所が洗い残しとなり、どんどん堆積するのでそのことを念頭に置いておかなければなりません。但し、業者に頼むことを思えばコストはめちゃくちゃ安く済みます。

家庭でできるエアコン洗浄手順

  • 動作確認
  • 周辺カバー埃取り(破損注意)
  • フィルター取り外し(埃取り・洗浄)
  • スプレークリーニング
  • 吹き出し口等、手の届く範囲で拭き上げ(目視できない箇所は周辺破損の危険があるため放置が〇)
  • 10分以上放置した後、取り外した各種パーツを取り付け
  • 動作確認

となります。

次に専門の業者さんに頼む場合、これはしっかり洗浄してくれるので安心です。

残念ながらそういう訳にはいきません。エアコンクリーニングを行う業者でもピンからキリまであります。これは一概にどこがよくてどこが悪いかなどはわかりませんが、一つ目安になるのは、使っている道具がきれいか汚いか。これは一つの判断材料ですが、道具がきれい、ということは仕事も丁寧です。自分の商売道具を粗末に扱う業者が丁寧な仕事ができるわけありません。

プロに頼んで後にクレームが発生する例として、下記手順の⑤番のリンス中和作業が不十分故に、アルミフィンが粉をふいた!というケースがあります。これはアルカリの洗浄剤が残って、時間経過とともにアルミフィンを腐食させてしまい、起こる現象です。粉が降ってくれば気付くのですが、時すでに遅し…失ったものは戻りません、業者に連絡を入れ対応してもらいましょう、多くの業者はすぐに対応してくれると思います。ごねる業者は最悪です!
中和作業には中和剤を使用し、しっかり中和されているかPh試験紙等で確認します。水のみのすすぎ作業での中和は、大量の水を使い、その上確実性が乏しいのでおすすめしません。

プロがするエアコン洗浄の手順として(壁掛けタイプ)

  • 動作確認後コンセントは外しブレーカーを落とす(風速チェック等)
  • 化粧カバー等の取り外し
  • 各部養生
  • 本体洗浄+リンス作業
  • リンス後の中和確認
  • 乾燥(ブロア―等を用いて水気を飛ばす)
  • アルミフィンの除菌仕上げ
  • 組立
  • 試運転・動作確認
  • 室外機の洗浄

室外機の洗浄手順

10-1 作業環境(植物・ガラス・車輛等)確認

10-2 動作確認・電源を切る(単独でブレーカーの場合)

10-3 アルミフィンの洗浄(汚水は都度バキュームで回収)

10-4 リンス剤を使い中和リンス(汚水は都度バキュームで回収)

10-5 中和確認

10-6 試運転動作確認

天カセタイプの業務用エアコンは個人ではまず洗浄は出来ません、プロに頼みましょう。

仕組み等は壁掛けタイプとほぼ同じですが、家庭用にはない箇所や、常に上を向いての作業になるなど難易度は格段に上がってしまいます。

余談ですが天カセタイプのエアコンの洗浄の際はもちろんエアコンは使えません、春先の涼しい時期に終わらせておかないと灼熱の中洗浄作業をしなくてはならなくなるのでご注意下さい。

購入から10年以上経った一度もクリーニングしたことのないエアコンはご注意ください!プロに頼んでクリーニングをしたら稀に壊れるケースがあります。

その様な機種の場合、おそらくは断られるか、作業前に壊れるかもしれない旨の説明はあると思います。長く洗浄していない古いエアコンは動きが汚れなどにより阻害され、鈍くなっております、そこで汚れを除去し、フルパワーで活動させたらどうでしょう、パーツは経年劣化をしています、そこを最大限のパワーで動かしてしまうと劣化したパーツはそのパワーに耐えきれず壊れてしまいます。ですからあまりにも古く、手入れされていなかったエアコンをクリーニングする際は注意が必要です。

さて、エアコン洗浄は自分でしますか?プロに任せますか?

プロに任せましょう。

では、頻度はどれくらい?

エアコンの仕様頻度にもよりますが、年中使用しているなら毎年、夏場だけなら2~3年に一度、を目安にするといいかもしれません。意外と汚れるので毎年できるならやっちゃってください。

一番気になるところ、いい業者と悪い業者の見分け方は?

これは難しいです、しかしまず気にするところは先に記述しました道具の状態、そして服装、電話を含めた言葉使い、車の中をチラ見するのもいいかもしれません、この辺がいい加減な業者はアフターフォローも望めない可能性が高くなります。

ネットのレビューの一つ目安にはなりますが、BAD評価を全く載せていないところは避けた方がいいかもしれません。知り合いが依然頼んだ業者を紹介してもらうのも、一定レベルはクリアしていると思うのでいいと思います。

余りにも安い業者は避けた方がいい傾向にもあります。

フランチャイズ展開をしている会社は社内研修などをしている為、基本的に一定レベルの技術は持っていますので、その点においては安心できます。しかし研修を受けていれば経験に関係なく、フランチャイズ名で仕事ができる為、できれば頼んだことのある方に紹介してもらう方がより安心できるとおもいます。

これからエアコン洗浄を始めようという方は、横浜油脂工業さんが定期的にエアコン洗浄のセミナーを開催しているので参加をお勧めします。また同じ横浜油脂工業よりメーカー別のエアコン洗浄のDVDが発売されていますので参考になると思います。

ご家庭でのエアコンクリーニングについては

  • 簡単に取り外せるフィルターについてはマメに掃除する(取り外して掃除機で埃を吸う、油汚れがひどい場合はさらに中性洗剤などで洗う)
  • アルミフィンの清掃は自分ではせず、専門の業者に頼む(頻度は通常で2~3年に1度位、汚れのひどい場合は毎年頼んでもいいと思います)

この2点をお勧めします。

おススメアイテム

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